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ストラスブール大学
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生活資源論

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■ 発表論文
「生活世界の科学から問われるシステム概念」 『社会・経済システム学会 第19回大会報告要旨集』、奈良女子大学、2000.11、pp17−18
大会シンポジュ−ム基調報告
大会課題「システム論を問う」のシンポジュームで基調講演要旨
生活世界の科学は科学技術文明社会で必要とされている学問である。これまでの生活構造論、生活システム論、生活空間論、生活情報論の課題から実践的な生活病理の解明と改善の知を示す生活学を包摂した生活世界の科学の構築が必要となる。生活学の科学性の理解から、生活主体を含む生活環境の学問、生活活動によって生み出される全ての物象化物を批判的に検証できる文明批判学、問題解決を論理実証性に優先させるプラグマティズムを持つ学問的条件が問われる。こうした条件を満たす科学性を吉田民人はプログラム科学論として提案してきた。このプログラム科学論(新しい科学哲学)を前提にした生活世界の科学の在り方を提起する。
「生活重視の思想に基づく生活世界の科学性の成立条件」in 『研究報告書』、第38集、大阪短期大学協会 pp64−71
21世紀の科学技術文明社会では生活世界の科学の重要性が増す。生活世界の科学は生活主体が研究対象となる生活世界に含まれるため、この科学では研究主体が研究対象の中に存在することになる。つまり現象学的な科学認識論が課題になっている。しかも、生活課題から始まるこの科学は、問題解決型の実践的知、設計科学でなければならない。
「設計科学としての生活学の構築 -プログラム科学としての生活学の構図に向けて- 」『金蘭短期大学研究誌』、第33号、2002.12、pp1−40、ISSN 0287−0487 吉田民人の提案してきたプログラム科学論や設計科学論に即して生活学の科学性を分析する。災害情報の調査から始まった生活情報論の発生パターンに関する研究から生活情報を生活資源のパターンとして位置付け、その生活資源の構成構造を展開する。生活素材、生活様式と内的世界と外的世界のマトリックス構造として生活資源を語るとき、現象学的批判を踏まえたプログラム論的生活世界の科学の基礎理論が構成される。この概念から生活学・生活科学を設計科学として位置付けた。そして生活科学教育の構成課題論を提案した。
「人工物プログラム科学論から解釈できる生活学の構成」2004年度生活学会、九州大学、10月17日,生活学会報 Vol.31 No.1 2004.10、pp63−66 生活病理の臨床の知としての生活学の科学性は自由領域を以て成立している。プラグマティズム的科学性は多様で異なる領域の公理のつぎ合わせとして理解される。吉田民人のプログラム科学論によってこの実践的知科学哲学的根拠を語ることが可能になる。生活学(生活世界の科学)こそプログラム科学論が最もその理論の有効性を展開すう領域である。生活資源の構成(プログラム)を解明することと、その理論的作業が即、現代社会の生活病理の解明と解決に繋がることがプログラム科学論を前提にした生活学で課題になっている。
「生活資源のプログラム構造から解釈されるスキル形成過程について−技能改良という生活行為の分析から−」国際高等研究所プロジェクト「スキルの科学」、2005.9  スキル形成とは内的世界の生活様式や生活素材の改良過程である。しかも、スキル形成過程は必ず道具や器機の改良と同時に進行する。何故なら、内的生活世界の生活様式や素材の改良は同時に外的世界の生活様式や素材の改良をともなうからである。外的生活資源の改良をイノベーションと呼び、内的生活資源の改良をスキル向上と呼んでいる。生活資源のプログラム構成(生活素材と生活様式、内的世界と外的世界)のマトリックス構造からスキル形成過程を生活資源の改良過程の一部として説明する。
配布資料A4 15p
「現代社会の問題解決学としての生活学とは何か」 32回日本生活学会 大会シンポジュウム「生活学の世界 -連鎖する生活学の『知』を求めて- 」基調報告、文教大学、2005.10 大会シンポジュウム基調報告
32回大会シンポジュウム「生活学の世界 −連鎖する生活学の『知』を求めて−」
科学技術文明時代、国際化時代、都市型生活文化によって引き起こされている新たな生活病理への問題解決学として生活学は機能しているのだろうか。
生活学の科学性を点検しながら、プログラム科学論の視点から生活資源論を土台にして展開される問題解決学としての生活学の方法論を提案する。また、生活学は生活学教育と不可分の関係にある。新しい生活病理への対応を求められている時代では、同時に生活学教育の変革が問われている。設計学としての生活学の理論的展開以来、生活資源論から展開できる生活学教育体系に対する考え方を述べた。
配布資料A4 17p
“ L’education de l’universite sur la lifeologie face a la societe techo-scientifique “ Conferece donne su Symposium franco-japonais sur ≪ l’Universite et la fonction sociale≫ la2006.9.7 Strasbourg Maison Universitaire France-Japon Ministere de l’education national Comite d’organisation Lavoratoire Interuniversitaire des Sciences de l’Education et de la Communication (LISEC), Sereviec de la Validation des Acquis de l’Experience (VAE)
邦訳 科学技術社会での大学における生活学教育
日仏共同シンポジューム、フランス文部省 仏日大学館 ストラスブール、2006.9 
邦訳 「科学技術社会での大学における生活学教育」
日仏共同シンポジューム「大学とその社会機能」、フランス文部省 仏日大学館 ストラスブール大学、高等教育研究会(京都)共催
日本の科学技術社会で問われている生活学教育に関する報告。アメリカで形成された家政学は戦後、民主主義女子教育のために日本の大学教育に取り入れられた。しかし、戦前から日本には生活学(Lifiology)という今和次郎が創設した日本独自の学問があった。今和次郎の生活病理、考現学、篭山京の生活構造論、松原治郎や青井和夫の生活システム論、吉田民人の生活空間論、梅棹忠夫の生態史観、生活文化論、生活情報論の学説を紹介し、三石が展開した生活情報論と生活資源論を説明する。生活学は社会の変化とともに変化してきた。現在、生活学は科学技術社会、国際化社会、高度情報化社会の形成と共に、新しい生活病理が発生し、それに有効な実学としての生活学が問われている。また、生活学は大学教育の中で発展してきた。大学教育の変革は生活学の変革を意味する。
配布資料A4 20p(仏文)


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科学技術文明社会での生活学の課題 -現代社会の生活学教育課題について- 2008年1月


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